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イギリスに旅行したときに、感動するくらいおいしかった紅茶。その茶葉を買って帰り、日本で淹れたら、
なんだか「味がぜんぜん違う」と感じたことはなかったでしょうか?
そのわけは、水にあります。確かにマズイ水を使って、おいしい紅茶が飲めるわけはないのですが…。
では、紅茶に適した水とはいったいどんな水なのでしょうか?
軟水?硬水?
紅茶に適しているのは軟水と言われています。軟水か硬水かは、水に溶けている酸化カルシウ
ムの量でで決まります。酸化カルシウムが多い水を硬水、少ない水を軟水といいます。この水
の質を表す単位を「硬度」といい、100ccの水に酸化カルシウムが1mg溶け込んでいる状態
を硬度1度と表します。一般には10度以上のものを硬水、10度以下のものを軟水といいます。
日本の水道水の硬度は2度くらいで軟水です。硬水に多く含まれる酸化カルシウムは、紅茶の
おいしさのもとになるタンニンが溶けるのを妨げ、本来の香りや水色が浸出しないようにしてしまう
のです。日本の水は酸化カルシウムが少ない軟水なので、紅茶には適しています。
しかし、私は硬水が好きです。
確かに、水色はどす黒く、また香りは多少飛んでしまいますが、味が最高!渋くはならないのです。
スリランカもイギリスと同じ硬水です。誰が淹れても、どんな淹れ方をしても、「ゴールデンルール」
を無視しても、渋い紅茶にはならないのです。味にコクとパンチが出てくるし、カンタンにおいしい紅
茶が飲める硬水も、一度試してみてください。
くみ置きの水は…
酸素欠乏症。とてもオススメできません。くみ置きの水は、水中の酸素がなくなっています。この酸
素がなくなると、ポットの中で茶葉をジャンピングさせることができません。
沸かしすぎの水は…
これも酸素欠乏症。さらに、沸かしすぎるとお湯のカルシウム濃度が高くなります。そうすると、せっ
かくの軟水が、硬水状態となってしまいます。
二度沸かしのの水は…
二度沸かしの水は冷める段階で変質します。そして茶葉に含まれる可溶成分を溶かすパワーが
すでになくなってしまっています。
魔法瓶の水は…
温度が低すぎます。100度には到底到達していませんし、お湯自体も新鮮ではなく、古く紅茶に
は適しません。